ドイツ語の特徴のひとつ、それは、ドイツ語には「ä」のように文字の上につく2つのテン、「ウムラウト Umlaut」があるという点です。
ドイツ語を使うことがなければ、ウムラウトを意識することはありませんが、旅行情報を収集するのにドイツ語の地名を検索しようとして、「そういえば、ウムラウトってどうやって入力するの?」とハタと思うことがあるかもしれません。
日本語PCのキーボードには、ウムラウト文字がないので、以下のいずれかの方法で入力します。
↓ をコピー&貼りつけして使います。
ä
ö
ü
Ä
Ö
Ü
エスツェットは↓
ß
Windows (MSワード)の場合、ファンクションキー"Alt(オルトキー)を押しながら特殊文字の番号を入力します。
※サーチエンジンの検索窓に直接入力することはできません。MSワード上で入力したものを検索窓にコピペして使うかたちになります。
例:a
aの番号は「0228」なので; Altキー を押しながら 0228を入力。
alt + 0228 = ä
alt + 0246 = ö
alt + 0252 = ü
alt + 0196 = Ä
alt + 0214 = Ö
alt + 0220 = Ü
alt + 0223 = ß
Mac PCの場合
ファンクションキー"option(オプション)を押しながら「u」を押し、ウムラウトのない状態の該当文字を入力します。
例:a
option キーを押しながら「u」を押し、「 a」を入力
option + u を押してから 「a」 = ä
option + u を押してから 「o」 = ö
option + u を押してから 「u」 = ü
option + u を押してから 「A」 = Ä
option + u を押してから 「O」 = Ö
option + u を押してから 「U」 = Ü
option +「 s 」= ß
* エスツェットは「u 」は押さずにOK
PCの言語設定でドイツ語を追加し、既存のキーボード上でウムラウト文字をタイプできるようにします。この方法だと、サーチエンジンの検索窓にウムラウト文字を入力できるようになります。
[ Windowsの場合 ]
メインメニュー「コントロールパネル」にある「地域と言語のオプション」から 言語設定関連のページへと行き、言語を追加の機能で「ドイツ語」を選択して追加します。
(Windowsのバージョンによって、メニュー名や操作手順が若干異なります。)
設定が終了したら、コントロールパネルを閉じます。
ディスプレイの右下に表示されているタスクバーにある「JP」というボタンがあるので、 それをクリックすると、「DE」ドイツ語が追加されていることが分かります。
ここで設定を「DE」=ドイツ語にすると、キーボード上でウムラウトが入力できるようになります。
ドイツ語設定のキーボードでは、例えば@を押すとüが入力できます。
実際の表示と文字配列が変わるので、ドイツ語キーのZ配列を知っておくと便利です。
ウィキペディア:ドイツ語QWERTZ配列
http://en.wikipedia.org/wiki/File:KB_Swiss.svg
元の日本語入力に戻したい時は、タスクバーの「DE」を「JP」に変更します。
日本語のメーラーでは、ウムラウトは文字化けしてしまうことがありますよね。そもそも、いちいち番号を入力したり、キーボード設定を変えたり、という面倒な作業にイラっとします。
そこで、いっそ、ウムラウトの入力を避けるという方法もあります。
ウムラウト文字は以下のような文字の組み合わせが代用できます。
ä = ae
ö = oe
ü = ue
ß= ss
サーチエンジンで検索キーワードを入力する時に使えます。